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タッチングの目的は、体の内側やあまり触られない部分を触られても嫌がらず、
どこを触られても不安感をもたず安心して飼い主を信頼してもらい、飼い主は頼れる
存在だと思ってもらうことです。

タッチングを行うことによって、わんちゃんが興奮しにくくなって落ち着き、飼い主様のコマンドを聞きやすくなると言われています。

やり方はわんちゃんを仰向けにして、鼠蹊部(そけいぶ)やおなかを優しく、そしてゆっくりと撫でます。

鼠蹊部とは、脚の内側やももの付け根のことです。陰部が近いのであくまでも優しく、
ゆっくりと行ってください。

次に耳、脚、尾、手足の爪や指の間などの体の先端部分をゆっくりと優しく触ってあげて下さい。先端はあまり触らない部分となりやすいので、最初は嫌がるかもしれませんが慣れさせて下さい。

そして歯磨きをするためにも口の中にも指を入れて、嫌がらないような習慣をつけるとよいです。

また、わんちゃんの背中の背骨に沿った部分の尻尾の付け根から首に向かって
上からではなく下から逆なでしてみて下さい。伸びをして体のストレッチをする子が
います。ストレッチはいわゆる「のび」というものですが、わんちゃんのリラックスに
役立ちます。