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当犬舎での通常のお引取りは生後2ヶ月半頃となっております。
ペットショップやネットサイトでもっと早いお引渡しをしているところもあると
思いますが、子犬の安全のためにそれは良くないことです。

理由は母親のおっぱいの免疫や自身の免疫が約2ヶ月もつとされて
いますので、生後2ヶ月近い頃に(個体差によってはもっと遅く)
1回目のワクチンを接種すると母親からの免疫が消失しないうちに、
ワクチンの免疫が有効になっていくので、55日前後に1回目のワクチンを
犬舎で接種します。その後そのワクチンのよるショックがないかどうか、
を見極めるために2週間ほど必要です。ワクチンを接種して数日で
お引渡しをするのは危険です。

また社会性を身につけるためにも、生後2ヶ月半くらいまでは母親やきょうだい
たちと噛み方、じゃれ方、遊び方、食べ方、などさまざまなことを学ぶ
必要があります。

また一人暮らしの方や留守の時間が長い方、小型の犬を飼うのが
初めての方、小さいなお子様のいらっしゃるおうちなどは
生後2ヶ月半よりも遅く、生後3ヶ月くらい(あるいはそれ以上)でお引取りになる
方がよいです。

なぜなら犬は初年度の一年間で人間でいう18歳くらいの大人になります。
その後は一年に4.5歳くらいづつ年齢を重ねていきます。
ですから初年度の子犬の2週間の差は人では1年くらいちがうことに
なります。

小型犬の子犬の生後2ヶ月は人では3歳、3ヶ月になりますと5歳とも言われております。
体力がついてきていてより安心できます。

いずれにいたしましても犬を飼った経験があるかどうか、ご家族構成、
留守の時間の長さなど、お客様の環境によりましてお引取り時期を
変えていかなければいけませんので、担当のものとご相談の上、
子犬にとって安全なお引取りの時期をご相談させていただきたいと思います。